Photo: news.xbox.com
Meta の最新スタンドアロン VR ヘッドセット「Quest 3S」に、“Xbox” の名が冠された限定パッケージがそっと加わった。黒いシェルに差し込まれたあのベロシティグリーンがひと目で「おや、これは」と気付かせる。しかも同梱物まで Xbox 仕様で統一されている。発表日は米国時間 6 月 24 日、価格は 399.99 ドル。北米と英国ではすでに店頭に並び始め、日本の発売については「現時点では未定」だ。
ヘッドセットそのものは通常の Quest 3S(128GB)と性能面で差はない。違いは“色と中身”だ。箱の中には同じ黒×緑に塗られた Touch Plus コントローラーが二つ、 Xbox ワイヤレスコントローラーが一つあり、つまり VR とクラウド経由のコンソールゲームを両方試せるスターターキット構成になっている。
では“Xbox Edition” の看板は伊達かというと、もちろん違う。キャンペーンでは 3 か月分の Game Pass と、Meta のソーシャル VR 空間「Horizon+」を同じく 3 か月お試しで付けるという太っ腹ぶりだ。要するに、テレビの前を奪い合う心配がなくなるわけである。
価格は通常モデルに 100 ドルを上乗せした 399.99 ドル。ただし、同梱アクセサリーとサブスク料金を足し算すると、別々に買うよりだいぶ安く上がる計算だ。Meta と Microsoft の蜜月は昨年、Quest に「Xbox Cloud Gaming(ベータ版)」アプリを提供して以来続いているが、今回はビジュアル面でも“箱”のロゴを全力で推してきた格好になる。
果たして日本のストアに並ぶ日は来るのか。ファンの声は確実に本社へ届いているはずだ。今夏のゲームイベントや東京ゲームショウあたりで続報が飛び出す、そんな淡い期待を抱きつつ、まずは海の向こうの Xbox グリーンに思いを馳せたい。